馬券発売は主催者の特権ではない
ブックメーカー その仕組みは?
日本競馬の基本ルールとして、JRAと呼ばれる日本中央競馬会が中央競馬の馬券を発売し、地方競馬は地方競馬の馬券を発売します。そのため、競馬ファンの中には「馬券発売は主催者の特権だ!」と思っている方も多いかもしれません。
しかし、他の公営ギャンブルや海外ブックメーカーを見てみると、そうではないことも多々あります。
日本では賭け事やギャンブルは法律で禁止されており、唯一認められているのが「公営ギャンブル」と呼ばれるものです。競馬と同じく日本で運営されている公営ギャンブルにtotoがあります。これはスポーツくじの一種で、サッカーの試合結果や得点数を予想して投票し、的中すると当せん金を受け取ることができます。このtotoは、試合の主催者でないにも関わらず、ギャンブルというシステムを提供しているのです。
このように、競馬以外のシステムを見てみると、主催者とは異なる団体が賭け事を運営する業態も多くあります。
海外ブックメーカーも、まさに日本のtotoと同じようなシステムで運営されています。
ブックメーカーは試合やレースを主催せず、利用者に「賭けのシステム」を提供することによって利益を得て、運営しているのです。

ブックメーカー 登録で世界中の馬券が買える
海外ブックメーカーにもさまざまなサイトがありますが、おすすめは大手の優良ブックメーカーです。
大手の優良ブックメーカーをお薦めする理由は2つあり、1つ目は安全性、2つ目は世界中の馬券が買えることです。
ブックメーカーでは、たくさんのスポーツが賭けの対象となります。競馬、サッカー、野球はもちろん、テニス、バスケットボール、アメリカンフットボールなどのスポーツや、eスポーツ、各国の政治、天気を賭けの対象としているブックメーカーもあるほどです。
さらに、競馬だけを見ても、世界各国のレース馬券を買うことができます。大手の優良ブックメーカーであるウィリアムヒルの場合、このような国のレースにベットできます。
- フランス
- アメリカ
- イギリス
- アイルランド
- オーストラリア
- ニュージーランド
- 香港
- 南アフリカ
- マルタ など
競馬が盛んに行われている国はとても多く、ほぼ毎日世界のどこかでレースが行われています。ウィリアムヒルのような大手の海外ブックメーカーであれば取扱いレースも多いため、1サイトに登録するだけで世界中の馬券をかえるというメリットもあるのです。

日本調教馬の海外遠征応援にはブックメーカーがおすすめ
近年では日本調教馬の海外レース出走が増え、海外遠征の機会も増加しています。
海外遠征をする日本調教馬の多くは日本でも好成績を残しているため、競馬ファンの関心度も大変高いです。しかし、そんなレースの馬券を買おうしても、JRAから馬券が発売されていないことが多々あります。
JRA発売している海外馬券は、世界中で行われているレースの中でもごくわずかの有名レースのみなのです。
実際に、2021年にJRAから発売された海外馬券は以下の通りです。
- 開催国:ドバイ・メイダン競馬場
- ゴールデンシャヒーン(ダート1200m)
- ドバイターフ(芝1800m)
- ドバイシーマクラシック(芝2410m)
- ドバイワールドカップ(ダート2000m)
- 開催国:香港・シャティン競馬場
- チェアマンスプリント(芝1200m)
- 香港クイーンエリザベス2世カップ(芝2000m)
- 香港ヴァーズ(芝2400m)
- 香港スプリント(芝1200m)
- 香港マイル(芝1600m)
- 香港カップ(芝2000m)
- 開催国:フランス・パリロンシャン競馬場
- 凱旋門賞(芝2400m)
- 開催国:アメリカ・デルマー競馬場
- ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(芝2200m)
- ブリーダーズカップマイル(芝1600m)
- ブリーダーズカップターフ(芝2400m)
このように伝統のある有名なG1レースだけが、JRAによる海外馬券発売の対象となっています。
しかし、日本調教馬は上記以外にも多くの海外レースに出走しています。2022年のドバイワールドカップミーティングでは、日本調教馬が重賞5勝利の快挙を果たしました。その際にJRAが発売した馬券は、全5勝利中たった2レースのみ。その他の3レースは、日本調教馬が大きな可能性を秘めており実際に勝利したにも関わらず、G2レースであったためにJRAからの馬券発売はされていませんでした。
2022年ドバイワールドカップミーティングにおける重賞5勝利の成績とJRA馬券発売
- バスラットレオン(ゴドルフィンマイル、G2)
→JRAからの馬券発売なし - ステイフーリッシュ(ドバイゴールドカップ、G2)
→JRAからの馬券発売なし - クラウンプライド(UAEダービー、G2)
→JRAからの馬券発売なし - パンサラッサ(ドバイターフ、G1)
→JRAからの馬券発売あり - シャフリヤール(ドバイシーマクラシック、G1)
→JRAからの馬券発売あり
ブックメーカー その他のメリット
海外ブックメーカーには、今回紹介したメリット以外にも「JRAよりオッズが高い場合がある」「購入時に最終オッズがわかる」などのさまざまなメリットがあります。
日本調教馬の海外遠征で馬券を買いたい方は、ぜひ登録してみてはいかがでしょうか。