14日、フランス・ドーヴィル競馬場でGⅠ・ジャックルマロワ賞(芝1600メートル)が行われた。
日本から参戦したキズナ産駒のバスラットレオン(牡4・矢作)は7着まで。 強豪にまじって日本では6番人気の支持を受けたバスラットレオンは6番ゲートから好スタートを決めて先頭へ。外ラチ沿いに進路を取ると、後続8頭を引き連れて軽快な逃げを見せた。
ただ、ラスト1ハロン付近までは先頭で踏ん張ったものの、最後は失速して上位とは離された7着に沈んだ。
これでバスラットレオンは16戦4勝となった。(JRA・海外含める)
ジャックルマロワ賞では厚い壁に跳ね返される結果となったが、「次に結果を出せるようにもっともっと頑張るだけです」と〝世界のヤハギ〟はファイティングポーズを崩さなかった。
ジャックルマロワ賞は1998年にタイキシャトルが日本馬として初制覇。今回のバスラットレオンのトライは2003年テレグノシス(3着)、ローエングリン(10着)以来19年ぶりのものだった。
なお、勝ったのはL.デットーリ騎乗のイギリス3歳牝馬インスパイラル(J&Tゴスデン厩舎)。2着ライトインファクトリー(牡3、英・Dシムコック厩舎)、3着エレヴァン(牡3、仏・JCルジェ厩舎)と上位3頭を3歳馬が占めた。1番人気に支持された英国のコロエバス(牡3・Cアップルビー厩舎)は5着に終わった。
まだまだ4歳のバスラットレオン。これからの活躍に注目したい。